韓国で新型コロナ予防接種 1回目を受けた
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外国人は予約からして大変

こんにちは。
ソウルでマシルのハッシーです。
ソウルでは定住外国人という身分の私が、ついに先日、1回目のワクチン接種を受けました。
韓国では年齢が高い人から順に、または職業や社会的な必要性の順にワクチン接種を受けられるようになっていますが、基本的にはその枠内で外国人も同様に接種を受けられます。
“基本的には”と書いたのは、そこにさまざまな事情や視線があるからなのですが、とにかく無事に1回目のワクチン接種を受けるまでを今回はシェアしたいと思います!
申請まで
日本でも報道されているとおり、韓国は現在までワクチン供給量が不足しており、7月の段階で5歳ずつ予約を受け入れていました。
方法は専用のサイト、専用の電話番号による予約で、どれも本人確認が取れることが前提でした。
韓国の場合、本人確認を取る方法がいくつかあって、1つは住民登録番号によるものです。これは携帯電話の本人確認時に登録されている情報がデータベースになっているもので、私も外国登録番号と英文字による名前が登録されています。もう1つは金融機関によって作成されている公認認証というもので、銀行アプリはすべてこの公認認証で紐づけられています。
本人確認について過去の記事はこちらからどうぞ
最後の1つは健康保険+雇用保険などの保険加入による本人確認です。
日本でいう国民健康保険は、かなり以前からあるのですが、一般的に誰もが加入するというふうになったのはここ20年くらいの肌感覚で、それ以前はきちんとした(?)会社に通っている人くらいしか加入してない感じでした。
そういう訳で、健康保険に加入している外国人であれば、韓国の国民と同じ扱いで予防接種の案内や申請ももらえる、という仕組みです。
それにのっとって私にも通知があり、さっそく申し込むことにしました。
申請の時に大きな落とし穴が!
さて。
申し込み日の午後8時からサイトにアクセスできる、ということでしたが、
私より上の年齢の人たちの段階で、サーバーがパンクしてアクセスできないという騒ぎになっていたので、時間はかかるかなとゆっくり構えていました。
午後11時ごろになって、順調にアクセスできるようになったのですが、本人確認の段階になって大問題が判明しました。
それは、国民健康保険に登録されている私の名前(これで予防接種データに登録されている)と、本人確認できる携帯電話や金融機関の公認認証の名前(英文字で登録されている)が一致しないため、本人確認ができないことがわかったのです。
”どういうこと!?”と思って何度も試したけど、健康保険に登録されている名前はハングル表記。
そんなの当時の会社の担当者は何も考えてなかっただろうし、外登と同じ表記にしろなんていうお達しもなかったし。ブツブツ…。
そこで周囲にぶつくさ言ったところ、住民センターに行け、と言われました。
本来なら住民センター(昔の동사무소)では受け付けてないのですが、IT弱者のために広く門戸を開放していたのです。
これは公的にはどこにも書かれていません。でも、窓口に言って相談すると、すぐに担当者の席まで連れて行ってくれて、変わりに登録してくれるんです。
私も事情を話して、外登と健康保険に登録されている名前が違う旨を言うと、すぐに担当者が登録を手伝ってくれました。
おかげで拍子抜けするほど簡単に、ほぼ初日の午後3時に近所のお医者さんで予約が完了。
昔は本当に冷たいだけの公務員でしたが、今の公務員は親切になりました。ありがたかったです。
こうしてとりあえず予約は完了しました。
やっぱり変更が多い
予約した時、すでにワクチンが予定どおりに入ってこないと報道されていたので、モデルナかファイザーですよ、と言われていました。
できれば副反応がないことだけを祈っていましたが、2週間ほどしてファイザーになる、という連絡が来ました。
さらに少しすると、今度は2回目の接種日が2週間先延ばしになる、という連絡が携帯電話にメッセージで届きました。
今度こそ早く接種を終えて、東京に少し戻りたい、と思っていたので一瞬の悲しみはありましたが、しかたありません。
こういうところが日本と違うのかな、と思いますが、多少の前後はあってもとにかくどんどん進める、というのは今のところいい方向に作用しているようです。
ついに1回目の接種
当日は、なぜか必要以上に緊張しながら歩いて5分距離の医院に。
まだ出来たばかりの建物に入ると、入り口にインターン?という感じの人がいて、問診票に必要事項を書き込むよう言われました。
それを書いて中に入ると、すぐに血圧を測るように言われたのですが、今までで初めて、というくらいの高い血圧で私自身がびっくり。
”何を緊張しているんだろう?”と苦笑しながら、待っていると、ほかにも続々と3時予約らしき人たちがやってきます。
10分も待たずに診察室でお医者さんから問診を受けて、すぐそのまま隣で接種を受けました。
その後も大きな副反応はなく、すでに数日が経過した、という感じです。
接種を受けた二の腕は少し痛いですけど、これは想定内というところでしょうか。
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1回目の接種を終えて思ったこと
今回のワクチン接種で感じたことは、2つあります。
1つは、日本も韓国も、特に自分の祖国である日本のコロナ禍への対応がうまくいってないことに対する心配と焦り、いら立ちがつのることです。
すでに2年近く日本に帰っていないので、実際にはさまざまな支障を我慢しながら生活しているわけですが、
これがそろそろ限界に近づきつつあるということがあります。私は映像字幕の翻訳をしているため、日本語OSのパソコンが必須なのですが、どうしても日本でいろいろなASを受けたいけれど、それもままならないのが最大の不安要因。
もう1つ感じたことは、外国人がワクチンを接種する、ということに若干の違和感を表す韓国人がまだいるという点です。
外国人なのだから、当然ワクチン接種の順番は一番最後だと思っているみたいで、同年代の人と同様にワクチン接種すると言ったら”外国人も?”と言われました。
ふだんから親しく、外国人が身近にいる人たちからこう言われたので、率直に言っていい気分はしませんでしたし、本音が見えたなという気がしました。
ソウルはすでに秋の気配が漂っていて、朝夕は涼しい風が吹き始めました。
暑さに負けてすっかり食欲を失っていましたが、また元気を出して外を歩き回れるようになりたいと思います。
それではまた!