パンソリとは?
声と観衆とのかけ合い
こんにちは。ソウルでマシルのハッシーです。
皆さんは韓国の伝統芸能、パンソリ( 판소리 )って聞いたことがありますか?
パンソリとは、1人の歌い手と1人の鼓手が対になって、
鼓と合いの手を混ぜながら歌い手が歌とセリフを混ぜながら物語や叙事的な表現をする芸能です。
ポイントは、必ず大衆の聞き手がいることで、
その大衆からも合いの手や掛け声、笑いなどによって反応を間近に感じながら、
かけ合いのように歌を進めていく点です。
パンソリの由来は上記のように、一般庶民のストリートパフォーマンスから
一種の芸能として民衆に認められたものなので、明確な年代はハッキリしていません。
しかし、朝鮮時代の中盤、17世紀の半ばすぎから始まったとされていて、正祖のころには成立していたとも言われています。
主に現在の全羅道(전라도)を中心に発展したとされていて、全羅道の東北地域を中心としたパンソリを東便制(동편제)、西南地域を中心としたパンソリを西便制(서편제)と呼び、京畿道や忠清道のパンソリは中古制(중고제)と呼ぶそうです。

歌い手は基本的に男性で数年もの間、稽古を積んで“得音(득음)”した人がパンソリの名手とされてきました。その後は女性の歌い手も出てきましたが、
朝鮮時代の終焉、日本の植民地時代から朝鮮戦争までの動乱期に
パンソリで身を立てることが難しかったせいでパンソリの伝統は衰退してしまいます。
その後、1960年代後半から、国の無形文化財に指定されて
国家的な支援が本格的に始まり、現在は一つの大きな伝統文化として
その位置を確立させ、名唱と呼ばれる人が全羅道を中心に活躍しています。
主な歌曲には、「春香歌( 춘향가) 」、「沈清歌(심청가)」、「興甫歌(흥보가)」、「水宮歌(수궁가)」、「壅固執打令(옹고집타령)」などがあります。
今、韓国ではトロットといって、日本の演歌によく似た歌謡曲のジャンルがブームになっています。
その中で新人スターとなっているソン・ガインなどは
もともとパンソリを習っていた人で、大学でも伝統音楽を専攻していたため、トロットでもその味わいある歌唱力が高く評価されています。
現在は映画「西便制」が無料で公開されていますので
下記サイトからぜひご覧になってみてください。
西便制は:こちらからどうぞ
主演はパンソリの名唱として名高いオ・ジョンヘです。
ではまた!