韓国で急増する宅配と出前

コロナ禍で出前と宅配業界は空前の大成長

 

 

 

こんにちは。ソウルでマシルのハッシーです。

 

 

韓国も新型コロナの第3波が猛威をふるったせいで、つい最近までかなり厳しい行動制限が続きました。飲食店は午後9時までの営業、5人以上の会食は禁止、カフェもテイクアウトのみ。ほかにもスパではサウナが禁止、映画館や公演でも1席ごとにスペースを空けるなどのソーシャルディスタンスが徹底されて、違反すると罰金や懲役まである法律ができたほどです。

 

 

それでも外食が大好きな韓国の人々。外で会食がだめとなると、家で料理を作って食べるのも飽きてくる、というわけで2020年からは、食材の宅配と、食事の出前産業が急激な成長をみせました。

 

 

例えば食材の宅配の場合。それまでソウルのスーパーでは3万ウォン以上買うと、早ければ当日の午後、それ以降なら指定した日時に家まで配達してくれました。それがいつのまにか、金額も4万ウォン以上に上がっていて、配達できる食材がちょくちょく品切れするようになりました。
できあがった食事を届けてくれるデリバリーは、それまでとは比較にならないほど出前中心の業態になってしまいました。今回はそんな宅配産業のあれこれをシェアしたいと思います。

 

 

 

ちなみに以前にも出前事情をシェアしたことがあるので、こちらも合わせてご覧いただければと思います

 

 

 



Contents

韓国のお家芸、빨리빨리の出前事情

 

 

改めてお伝えしたいのが韓国のお家芸、빨리빨리の出前事情です。

 

 

以前は、チャイムを鳴らしてもらって玄関のドアを開けて直接受け取る、というのが定石でした。
でも今は、できるだけ人と人との接触を避ける、ということでアプリで注文する時に“현관문 앞에 놔두고 벨을 눌러주세요(玄関前に置いてチャイムを鳴らしてください)”と指定できるようになりました。
以前もそういうメモを注文時に送れば、そうしてもらえたのですが、出前する人にしたら、ちょっと気分が悪いということで、敬遠される受渡方法でした。しかし今は別。
ほとんどが玄関ドア前に置く、というやり方で料理を受け取っています。
ドライバーさんにしても、むしろそのほうが時間短縮にもなるし、配達件数で手数料を稼ぐ人の場合は、むしろ歓迎なのかもしれません。

 

 

 

私は時々、バー〇〇キングが無性に食べたい時、寒くて外にでたくない!という時だけ出前アプリを使わせてもらいます。
いつも1人分のセットとオニオンリングなど、つつましく注文する私。以前だったら、受け取る時は恥ずかしかったのですけれど、今は玄関前に置いて、チャイムを鳴らしていってくれるので、受け取るのが気楽になりました。

 

 

そんな便利さと新型コロナのせいで注文が急増。相対的に1人のドライバーの出前数が増えて忙しくなりますよね。
出前のドライバーが不足して、労働組合ができたり、アプリの運営会社と飲食店との三つどもえで論争が起きたりして、これはこれで社会問題になりつつあります。

 

 

 

当日でも届けてくれる食材の配達

 

 

そんな私が最もよく使うのが、スーパーからの生鮮食料品の宅配サービスです。
こちらも財閥系の大手スーパーには専用のアプリがあって、野菜からお肉類、お魚、冷凍食品、さらには洗剤やトイレットペーパー、ミネラルウォーターまで、ほとんど何でも配達してもらえます。

 

 

こちらも外出できない子育て中の人や、車を運転できない人などにはとても便利な手段です。
以前もご紹介しましたけれど、前日の夜11時までに注文すれば、早朝までに届けてくれるサービスもありますから、アプリを上手につかいこなせば、ソウルは本当にデリバリー天国です。

 

 

 

韓国の宅配業者はちょっと深刻

 

 

 

 

 

ところが、それ以外のさまざまな商品を一手に宅配する、Eコマースサイトでは問題が深刻です。
韓国には、アマ〇〇koreaこそありませんが、下記のような主要サイトがひしめいています。そして商品を大きい画面で見たい人はPCで、忙しい人はスマホで買い物をします。

 

 

 

Eコマースサイト 市場占有率(2019~2020)

 

1.coupang (クーパン)
外国資本。2020年は独り勝ちの売り上げを誇った。

2.Gmarket(ジーマーケット)
InterparkのECサイト。歴史は古いが市場占有率は2位。

3.11번가 (11番街)
2位のgmarketにわずかな差の3位だったけれど、2020年の売り上げが鈍化した。

4.Aution(オークション)
市場占有率は4位。日本からの資本が入っている。

5.WEmakeprince (ウィメプ)
オークションに続いて5位だが、2020年は売り上げが減少している。

6.NAVER(ネイバー)
知る人ぞ知る、ポータルサイト。本格的にショッピングサイトに進出し、決済や商品比較などの便利さから急成長中。

7.TMON(ティーモン)
元はさまざまなチケットの販売サイトでInterparkと熾烈な競争をしていたが、Eコマースに進出して生き残った。

 

 

 

 

基本的には、どのサイトも配送料は3万ウォン以上の買い上げ以上で無料ですが、
明日までに届けます!などというキャッチコピーがあれば、配送料(3,000ウォン前後)を払ってでも、1つ買ったほうがいいと判断する人が非常に多いのが実情です。
どうせ日中は仕事で遅くなるから、帰りに買い物はできないし、それなら3,000ウォンくらい払ってでも明日、あの品を手に入れたい。

 

 

そんな背景から、宅配の配達業者は常に人手不足だと言われてきました。
それが新型コロナのせいで、注文量が一気に増えた上に、予防策の不足でスーパースプレッダーによる大量感染まで発生したのです。

 

 

ここまで来て、ついに労働者が環境の改善を要求してストを起こしてしまいました。
おかげで1月~2月は、ショッピングサイトで注文しても、到着まで10日はかかるという、これまでにない事態が発生。
宅配を愛用する人には、かなり不便な状況になってしまいました。

 

 

 

それでも今後も成長し続けるEコマースの業界。
近いうちにEコマースについて、もっと細かくご紹介したいと思います。

 

 

 

今日はここまで。

 

 

ではまた!

 

 

 



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