ソウルで外国人災難支援金の支給が
手続きが面倒!
こんにちは。ソウルでマシルのハッシーです。
新型コロナウイルスの拡大は、外国に住む日本人にとって“やっぱり自分の国が1番”ということを改めて実感させる出来事となっています。(まだ事態が終息していないのでingな言い方にしました…)
日本では、かなり以前に在留外国人も含めて新型コロナ対策の支給金として、1人当たり10万円の支給があったのはかなり以前かと思います。
こちら韓国では、残念ながら当初は外国人への新型コロナ対策での支援金支給は議論されていませんでした。しかしその後、韓国の人権委員会から不当であるとの判断が下されて、外国人への“災難支援金”が支給されると発表されたのが6月ごろでした。
その後、8月の末日になってやっと外国人世帯への災難支援金の支給に関する具体的な案内が出ました。韓国人配偶者がいる外国人の場合は、すでに4~5月に支給された災難支援金を受け取れているので、今回は対象に入っていません。つまり、今回の災難支援金は純粋に外国人だけの世帯の場合で、入国後90日以上が経過していて外国人登録を済ませている人が対象となりました。
実際には、これから申請方法を見ていただければお分かりになると思いますが、入国後90日くらいの人にはほとんど受給申請をするのは至難の業では?と思うくらい、外国人の立場を考えてない感じの申請方法でした。
韓国人への支給には、加盟しているクレジットカードのアプリから、至極簡単に手続きが済ませられたので、それを見た時は”さすが!”と思ったのですが、外国人の申請方法を見るかぎりでは、韓国はまだ外国人が快適に定住できるには、もう少し時間がかかるなと感じてしまいました。
では、早速、災難支援金の申請方法をさらっとご紹介したいと思います。
まず、大前提として、銀行で口座を開設したあとで、インターネットや携帯アプリでも利用したい場合、それが韓国人だろうが、外国人だろうが公認認証書という本人確認をできる公的な電子身分証が必要です。これは銀行で口座を作る際に窓口で説明してくれるので、自分名義の口座があって携帯アプリで送受金したい人なら、100%持っている電子身分証。ひとまず、これが必要です。

(ソウル市ホームページで支給を知らせる案内)
そして、下の“政府24”にて自分のIDを登録します。
ここで先ほど説明した電子公認認証書を持っている人が家族の中に1人はいないと受給申請からしてできません。

(一般国民+在住外国人が利用する電子政府ホームページ)
マイページに入ると、オンラインの申請ページがあるので、入ってみると、“災難緊急生活費の支援申請”と書かれていて、下の方に“個人情報同意書”があるのでダウンロードして出力します。
こちらに必要事項を自筆で書いてサインし、携帯電話で写メを撮って(!!)JPEGで保存しておきます。さらに“外国人登録 事実証明”をクリックして入ると、ここで改めて外国人登録事実証明書の発行請求をします。
発行されたら、再びこれもプリンターで出力し、同じように写メで撮ってJPEGで保存(!!)します。


(ソウル市の支援金申請ページの一部より)
さて、やっとソウル市のホームページから災難支援金の申請ページに入って
先ほどの写メを指定の位置にアップロードさせてやっと申請ボタンを押したら、これで申請手続きが終了です。

(外国人災難支援金の申請ページの一部抜粋)
最終的な感想としては、世界に誇る電子政府インターネット強国を謳う韓国にしては、かなり“外国人に税金をあげたくない”感があふれた手続き方法だなと思ってしまいました。
公認認証書を使って本人確認をするまではいいのですが、いちいち出力させるなんて、普通の外国人にはプリンターなどないと思います。よそのプリンターを借りればいいじゃん、と思うかも知れませんが、大手の出力/コピーチェーン店などでは公認認証書を使うには、かなり手慣れていないと難しい(USBなどで認証書を移すのも案外と複雑)し、そういう外の公用PCでは、サイトに入ること自体が難しいと思います。
出力せずにPDFでダウンロードしてそのまま添付すればいいじゃん、と思うでしょうが、添付できるのはJPEGのみ。
つまり、直接にもよりの区役所に出向いてすべて手続きするか、プリンターと写メを駆使するか、どちらかしかないわけです。
う~む。韓国語に不慣れな外国人は、どうするんだろうか…。事務仕事じゃないブルーカラーの外国人労働者とかは…。
支援金は申請後14日以内に支給されるということなのですが、紐づいてる銀行口座に送金されるのか(それくらいしか方法はないと思う)、どう支給されるのか案内がないので、今後の動きを待ちたいと思います。
ではまた!