人間関係の距離
やっぱり韓国のほうが近い… 近すぎる
こんにちは。ソウルでマシルのハッシーです。
昔、私が韓国オタクになったころ、よく読んだ本の中には今でいうサブカルチャー的な本が多かったです。
その中の1つにソウルへの留学時代の体験談を書いた本などもあって、自分が留学に行く勇気がない分、そういう本に感情移入して読んでいました。
その本の中にはこんなことが書いてありました。
語学堂を卒業して、就職してみたけれど、
そんな日々の中である日突然、周囲の韓国的な生活リズムや韓国人との関わりが面倒で重荷に感じる時があった。つまり一種のホームシックでもあるのだけれど、段々とひどくなって、遂には赤い料理や辛い料理、ニンニクの臭いが強烈な料理を見るのも嫌になった。そこで夕方になると1人でバスに乗ってチキンとビールを飲みに出かけた。
そんな時は周囲も放っておいてくれればいいのだけど、こっちの気分などお構いなく、あっちへ行こう、何かを食べに行こうと毎日のように誘われる。断っても、そんなのお構いなしで参加メンバーに入れられている。
時々、そんなことがたまらなく重荷で、我慢できなくなると今回のように1人でチキンにビールを飲みに行く時期がやってくる。今回は、それがどれくらい続くだろうか。
正確ではないけれど、こんな内容の文章でした。
このエッセイを読んだ時から、“私はソウルで暮らしてもワンルームでいいから1人暮らしだな”と思ったものです。
あくまでも私の経験に基づいた個人的な意見なので、“ハッシーはそうなのね”と読み流していただいて構いません。ここから先はそんな私の独り言的に受け止めてやってください。

以前、会社員をしていた時、
同じチームに新しく入ってきた人が、小学生のころ新宿に住んでいたということで
今も日本人の友達がいる、と言って私に対してとても好意的に接してきてくれました。
最初はただ単純に日本というくくりで共通の話題が合ったので、いろいろな話もできたし
仕事をする中でも心強かったです。
しかし、週末にも家に遊びに来い、同じアパート内に日本人がいることを見つけたから、一緒に会ってみないか、と始まって、
チーム内でもあえて私にだけ何かをプレゼントしてくれるなど、親しさを周囲に広めるような行動を取るようになり、“う~ん、ちょっと重いぞ”と思い始めました。
その後、チーム長がその人の改善すべき点について私に話をしたことがあって、人事考課に反映されてしまう前に直した方がいいかなという思いから、私の意見として少し忠告?というか“こうしたほうがいいかもよ”と言ったことがありました。
ところが、チーム長はなんと、私に話したことをそのまま人事考課に書いたようで、結局、その人は私が自分の改善点をチーム長に告げ口したと誤解をしたのです。
その怒りはものすごいものでした。
突然、夜お店でみんなで飲んでいてみんながタバコを吸いに席を外した隙に、泣きながら私に文句を言ってきたのです。
完全にぬれぎぬだったので、私は言ってない、と言いましたが、酔っ払って号泣中の彼女は私をにらみつけるだけ。
こうして私もサーーーッと引き潮のように、その人との関係を絶ったのです。
もちろん、チーム長のバカ正直さと私の大きなお世話が引き起こした惨事ですが、
その時も“私がこれほどハッシーさん(そこでは当然ながら実名)を好きだったのに!”みたいなことを言われて、人間関係のヘビーさにかなり嫌気が差した記憶があります。

でも、そんな私がなぜソウルにいるのか。
かなり勝手な言い分ではありますが、それはやっぱり人間関係が濃いからかもしれません。
つまり、自分から積極的に連絡しなくても、“暇だな~”と外食にでも行きたくなるころには知り合いから連絡が来て、食事に行ったり、1杯やりに行ったりできるのは、東京では(少なくとも私の周囲では)なかったことでした。
約束は最低でも2週間くらい前から連絡をしないとダメっぽかった東京での人間関係からは
想像できないようなフットワークの軽さです。
急に1杯やろうと連絡しあって集まることを“번개(雷)”と言うのですが、
新型コロナが落ち着いてきた最近は、少人数での集まりがかなり復活してきました。
日本でも韓国や中国、台湾からの入国者への検査が少しレベルダウンしましたね。
もちろん日本国内にいる人は心配が先立つかもしれませんが、海外に住む者からすると、祖国が近くなった気がして、朗報ではあります。
年末には東京に行けるかな。
ではまた!