所得税申告を終えました
個人で申告したのは初めて
こんにちは。ソウルでマシルのハッシーです。
韓国では5月が所得税申告の月です。どこかの法人などに所属して
会社が所得申告してくれる人は2月~3月に会社の案内どおりに処理すればいいのですが、
私は今回、初めて個人で所得申告をしました。
と、言っても初めてだし、
どこにも外国人の所得申告についてなんて書いてない。
というか、個人でそれなりの所得を得ている人は、会計士に依頼するでしょうし、
ご家族に韓国人がいれば、その人の所得の申告だけで済む場合もあるでしょう。
五里霧中だった私は、とりあえずフリーで得た報酬の内訳ファイルなどを整理するだけで
もたもたしていました。
フリーランサーが通常、韓国で何らかの報酬を得る場合、
契約書を先に締結する会社もあれば、そんなのはすっ飛ばして
メールである程度の合意を得たら、銀行通帳の表紙裏面、つまり名義と口座番号が
掲載されている部分のイメージファイルを送ってくれといわれます。
それともう1つは、住民登録番号、私の場合は外国人ですから外国人登録番号ですね。
この2つを取引先に知らせなければなりません。
なぜかと言うと、報酬を払う側は、源泉徴収税の申告をする際に必要なのが住民登録番号なのです。
韓国の場合は、住民登録番号で電子政府に関連する、ほぼあらゆることが紐づけられているので
税金申告も、報酬を支払う側が申告することによって、受け取った側は
特に様々な資料を別途用意する必要がないのです。
さて、外国人である私の場合は、まず専用の相談窓口に電話で聞いてみました。
すると、最寄りの税務署に直接行って相談しなさい、ということ。
そこでどんなことをするのかなどは説明が一切なく、とにかく相談窓口に直接行け、のみ。
まあ、韓国の公務員はこんな感じなので、無愛想な電話応対でないだけマシと思って電話を切りました。

(今回はまったく関係なかったのに、何回も入ってみていた国税庁ホームページ 涙)
早速、意を決して最寄りの税務署に。
1階にある案内員に外国人で申告の相談に来た、と言ったら“2階に行ってみてくれ”。
おそるおそる2階に行くと、ほかの韓国人に混じって申告相談する窓口に通されました。
ここでの風景は、日本の各地で3月に行われる所得税申告と同じです。

番号札をもらって、来署した趣旨を案内員に説明すると、
すぐ中の1人に話をしてくれて、そこに座ると“外国人登録証を出してください。”
するとま~ったく何も言わなくても、そこで所得申告書が打ち出されて出てきたのです。
昨年まで働いていた法人からの報酬額や、その後にフリーランサーで受け取った報酬額まで
忘れていた収入までしっかり記載されています。
その間、待つことほんの3分くらい。
江南の税務署は外国人にも慣れているせいか、妙な会話も、気分を害するような態度もなく
大勢の中の1人として扱われて、
“廊下を出て右に進んでください。”
言われた通りに行くと、そこは税金申告書を代わって作成してくれる場所でした。
同じように番号札を引いて待っていると、すぐに順番が来て、
税務署員と並んで座るような席に通されました。
私の前にも、税務署員が見ている画面と同じ画面が映るモニターがあって、
要は、私が作成すべき書類を税務署員が代わって作成してくれてるけど、
本来は自分で作るべき書類だから、当事者も一緒に見られるような形になっているんです。
しかもまだ新型コロナウィルスで敏感な時ですので、
税務署員さんと私の間には大きなアクリル板が。
穴も空いてないので、その隙間から“画面を確認してください”とか、
“電話番号を記入してください”とか言われて、何だか面白い光景でした。
幸い、親切な税務署員さんで、つらつらと記載が終わって
“この書類を持って1階で納入するか、ネットバンキングで納入を”と言われて
申告書の控えを渡されて終わり。日本での申告よりも本当に楽でした。
その税務署員さんによると、所得が高かったり、いろいろな事業をしていたりで
申告内容が複雑な人は直接 税務署に来ない場合が多く、比較的申告内容が単純な人を受けつけているとのこと。
なるほどね…、周囲を見ると高齢者とかが多かったような感じでした。
とにかく。
結論としては、案ずるより産むが易しで、韓国の電子政府は確かに楽ということでした。
もちろん、その裏面はあるでしょうけどね。
ではまた!