何でも混ぜる韓国人と何でも混ぜない日本人
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こんにちは!ソウルでマシルのハッシーです。
すでに8月も中旬。新型コロナに揺れる2度目の夏が終わっていきますね。
さて、実は先日、日本語を教えている30代の男性(ご夫婦で日本語1級をお持ちなのです)と日本語会話をしていた時
久々に食べ物を混ぜる事に関してトークが盛り上がったので、ちょっとシェアさせていただきたいと思います。
Contents
ビビンバは混ぜるんじゃない?
韓国料理と言えば、その筆頭に上がってくるのがビビンバですよね。
今回は混ぜる料理の話でもあるし、ちょっと最初に韓国語で混ぜる系の動詞をいくつか押さえておきましょう。
日本語を中心にして考えた場合、“混ぜる”は섞다 が浮かぶと思います。これは韓国語の意味からすると単純に何かを混ぜ合わせるという意味合いです。例えば混ぜごはんとか、色を混ぜるとか。
でも、液体を混ぜる時は젓다という動詞になります。コーヒーに牛乳を入れて混ぜると言う時、その動作そのものは젓다という表現を使うのが正しいですね。
韓国で変わりつつある食習慣についてはこちらからどうぞ
비비다 と 섞다の違い?
ここでビビンバを考えてみましょう。ハングルだと비빔밥となって、直訳すれば비비다と 밥という2つの単語に分けられます。では、비비다はどういう意味でしょうか?
これは日本語側からみると擦る、こする、もむなどちう意味です。つまりごはん粒とナムルなどを単純にさっくり混ぜ合わせるのではなく、もみ込むように和える感じが正しいイメージになるかと思います。
実際に韓国人がビビンバを混ぜている様子を見ると、本当にごはんにヤンニョムやナムルをもみ込むようにして混ぜ込んでいる感じがします。私からすると、“ごはん粒がつぶれそう…”と思ってしまうのですが、彼らの目からすれば、よく混ぜ込んでいく様子そのものが、ヨダレが出そうな光景なのです。
これはビビンバだけに限りません。
実はテンジャンチゲや、納豆を煮たような強烈なにおいのするチョングクチャンなども、実は別の器にごはんと一緒によそって、そこに酢漬けの細切り大根やナムルなどを入れた上に、コチュジャンやごま油を入れて、よ~~く混ぜ合わせて食べるのが本格的な食べ方。
正直に言えば見た目は決していいとは言えませんけれど、別々に食べたのでは絶対に味わえない、よく混ぜ合わされた味わいがなんとも言えないおいしさなのです。そういう食べ方を昔からしているから、韓国人は汁けのある料理が出ると、ごはんに混ぜ合わせて食べるという発想が自然と浮かぶのかもしれません。
なぜ混ぜちゃうのか聞いてみた
このテーマも、以前に書いた気がするのですが、
今回は日本語を教えている30代後半の男性に“どうしてカレーまで混ぜるの?”ということを聞いのをきっかけに、このブログでもう1度シェアしようということになりました。
その生徒さんの意見によると、口の中で味のない白いごはんを感じるのが嫌だ、というのが最も大きい、とおっしゃってました。
それともう1つ、ごはん粒がカレーなり、ビビンバのコチュジャンやタレなどでまんべんなくコーティングされてる感じがいいそうで、そうなってない粒が1つでもあるのが嫌だから、真心を込めて混ぜちゃうのだそうです。笑
そういう方が真剣に混ぜてる姿を想像して、少しかわいいなと思っちゃいました。
ちなみにその方の奥さんは、上智大で大学院生活をした方なので、日本の雰囲気をよくご存じのせいか、留学時代にカレーは混ぜなくなって(周囲の目が気になって混ぜられなくなったそう…)今もそのままカレーは混ぜずに食べるとのことでした。
結局は価値観の違いかも
上のように、混ぜたい人の本音を聞くと、それはそれで理解できる気がしてきた私。
もちろん、だからといってカレーを混ぜることは今もあり得ないのですけれど、混ぜたい人の気持ちにもそれなりの根拠があるな~と思いました。つまりは小さいころから植えつけられた価値観の違いなんですね。
私もソウルに住んですでにトータル10年になるため、韓国料理は韓国料理ならではの食べ方が最もおいしいな、と感じています。そのせいか、ビビンバやチョングクチャン定食は、韓国人にも負けないくらいしっかり混ぜて食べているこのごろです。
皆さんも自由に旅行できる時になったら、ぜひおいしいビビンバやチョングクチャン定食を韓国で食べてみてくださいね。
それではまた!

