ホナムってどこ?
湖の南と書いてホナム
こんにちは。ソウルでマシルのハッシーです。
日本でも地方をまとめて呼ぶ呼称がありますよね。
例えば、関東や関西、中国や東北というように、自治体の名称とはまったく違う、
外国人から聞いたら「それってどこ?」という地方の呼称があります。
朝鮮半島にも、昔から山や峠、大きな川などを境界にして地方を分けた呼称があって
今もそれを使って地方を表現することが多いです。
どんな時に使うのか、主に政治関係の報道では地域によって支持政党に大きな差がある場合が多いので
敢えて自治体名を使わずに伝統的な呼称を使うことが多いようです。
それともう1つはお天気予報でもよく使われています。

https://blog.naver.com/knock001/220818903507
韓国で最もよく使われる地方呼称は2つあります。
1つは全羅道地域を指す“湖南(호남)”という名称。読んで字のごとく湖の南の地方、という意味です。もう1つは慶尚道地域を指す“嶺南(영남)”という名称です。
湖南については、問題の湖が見当たらないため、どの湖を指しているのか、という論争が今でも続いています。
1つは全北 金堤(김제)にある三国時代の百済(백제)が作った貯水池、碧骨堤(벽골제)がそれではないか、
という説と、もう1つは全北と忠清道の境を通る錦江(금강)が、湖と例えられたのでは
ないかという説、それ以外にも幾つかあるようですが、
どれも決定打に欠けていて、今だどれが正しいのかは不明だそう。
対して慶尚道を指す嶺南。
こちらも読んで字のごとく嶺の南側、という意味になるわけですが、
その嶺とは慶尚北道 聞慶(문경)市にある聞慶セジェ(문경새재)という峠を指しています。
その昔、漢陽から向かってこの峠を越えたら、そこから先は慶尚道だ、ということです。
湖南地方は、平野が広く続いていて穀倉地帯だった土地柄。
今でも食べ物が豊富な地域、という認識があって、湖南の女性は
料理が上手だという偏見(?)もまかり通っています。
実際に、全羅道出身の女性はお料理上手が多いイメージです。
対して嶺南地方は太白(태백)山脈と小白(소백)山脈に挟まれて、あまり穀物の収穫には
恵まれない土地だったそうです。
ですから今でも嶺南地方の料理というと、素朴なしょうゆの味付けや、塩漬けした
野菜などが多く、しょっぱいだけ(?)というイメージがあるようです。
もちろん、これはあくまでも一般論をシェアしただけですので、
ご自分でいろいろな地方やその土地のお料理を食べてみたら、
きっと新しい発見があると思います。
ではまた!