韓国で韓国語を使って働く

韓国企業に就職して韓国語を使って仕事するということ

 

 

 

こんにちは。ソウルでマシルのハッシーです。
韓国語の勉強を頑張ってる方々の中には、いつか韓国で仕事したい!と思っている方も多いことと思います。
いろいろなブログやサイトでも紹介しているとは思いますが、
実際に韓国で就職して、会社員人生を送った経験がある私の経験談と一緒に、決してバラ色ではない現実的な就職のお話と、就職するための情報を分かる範囲でシェアしたいと思います。

 

 

 

 

 

Contents

実のところ、どれくらいの韓国語力が必要か

 

ズバリ、韓国にある韓国企業に就職するには、どれくらいの語学力が必要か。
これは韓国語能力試験(TOPIK)で5級くらいは必須だと思います
プラスでビジネス会話ができれば心強いですが、ビジネス会話の場合、韓国語も意外と難しいので、社内の人と普通に意思疎通ができるくらいなら十分だと思います。
実際の就職には、韓国語の能力自体には不要な可能性もあります。
例えば駐在員としてビザを取る場合。これは社内転勤という資格なので韓国語の能力は問われずにビザが出ると思います。
あとはエンジニアなどの場合。こちらも語学力はビザ取得に関係は薄いかと思われます。

 

 

しかし、一般的なビジネスの範疇で例えばマーケティング、日本向け営業、日本企業相手の品質管理などの場合、業務自体は日本語でするとしても、それを社内で調整したり他部署と調整したりする必要が出てきますし、社内システムの使用やさまざまな社内書類などは結局の所、韓国語がメインになりますので、韓国語はできればできるほどいい、ということになるでしょう。

 

ちなみに私がいた会社はさまざまな社内システムは当然のこと、全社員が1つのチャットルームで業務以外の話をできるようになっていて、まるでライブ放送のようなチャットをしていました。だから、それについていって一緒におしゃべりするには流行語とか短縮語とかを理解しておく必要があり、最初は何を言ってるのかを理解するのに一苦労しました。

 

例えば“맛점하세요”という表現。
맛있는 점심을 하세요ということで、おいしいお昼をどうぞ、という意味。
“즐주~”とは?
즐거운 주말 보내요ということで、よい週末を、という意味。

 

 

こんなふうに、美しい韓国語ではないにしても、短くて便利な(?)韓国語を普通に使えるようになっていくわけです。

 

 

仕事と会社探しは?

 

ここでは普通の就職によって得るビザ、就業ビザ(E7) と呼ばれるビザを取得する場合に関してシェアします。
※2021年2月1日現在までの内容で、ハッシーの経験で分かる範疇からの情報です。
必ずしもこのとおりとは限りませんし、韓国法務部によって事前の告知なく変更されることもありますので、詳細は就職先とよくコミュニケーションを取って確認してください。

 

 

どうやって就職するか?

 

就職する第一歩。これはズバリ、日本人を採用したいと思っている会社と早く出会って、採用されることです。
どんな方法があるか、いくつか挙げてみますね。

 

①外部の就活サイトで根気よく探す

 

 KONESTの掲示板

 WORKING ABOARD

 

②韓国人の知り合いにお願いしてみる


③韓国の求人サイトに登録してマッチングや検索を利用する
 これはどれも韓国語での登録や連絡などのコミュニケーションが必須です。

 

 サラミン

  韓国の就活ポータルサイトの中で最大規模。自分で履歴や経歴を登録するページがあって、企業の採用担当者が閲覧できるサービスがあります。
  大手企業がもっとも利用しているといわれるサイト。

 ジョブコリア

  こちらも就活ポータルサイト。個人の登録サイトももちろんあります。サラミンとの違いは、登録している企業の趣向?
  あとはイメージですが、少し就活年齢層が高い人いというイメージがあります。

 ウォンティッド

  韓国のIT系やスタートアップ企業、グローバル進出を望む会社が多く登録している就活ポータル。
  20~30代の実務経験が少しあって、自分のできる業務がはっきりかける人にはオススメのサイト。
  特にマーケティング、エンジニア系、海外営業企画、デザイン系など。
  日本法人の募集なども掲載されているので、定期的にチェックしてみるといいかも。

 ジョブプラネット

  こちらもウォンティッドと同じく韓国のIT系やスタートアップ優良企業がたくさん登録している就活ポータルサイト。
  募集職群ごとに募集中の会社を検索できるサイト。
  同じようにマーケティング、エンジニア系、海外営業企画、デザイン系など。

 

 【ゲキサポ】

  こちらは日本の企業ですが、マンツーマンで転職相談にのってくれるので、こういう会社を利用するのも手です。

 

 

どうやってビザを取るか?

 

今回のテーマは韓国語で仕事をすることなので、あまり深追いはしませんが、就労ビザは、就職したい人が取ろうと思って取得できるものではありません。
就職先の会社が、A山B子(あなた)という外国籍の労働者が必要な仕事がある、だからその業務に最適なA山B子さんを採用したい、という手続きを取って就労ビザを申請できる会社である資格を持っていることが前提になります。
ですから、1にも2にもしっかりとビザまで取って採用しようという姿勢のある会社を探すことが大事だと思います。
私のビザ取得経験談はこちらから

 

 

 

実際に韓国語で仕事してみて

 

日本と韓国は西洋人ほど違わないし、儒教的な考え方や食生活なども近いし、そんなに違わないかと思いきや
会社の中でのビジネス習慣は、やはり日本企業とはだいぶ違います。


韓国企業の中でも長くて古い企業は、すでにある程度の企業文化やコミュニケーションのやり方などが出来上がってしまっているので、
あとから入った外国人社員は、とりあえずうまく合わせていくのが無難でしょう。
その代わり、業務についても体系だっていて、誰がどの業務を担当するのか、誰が上司として指導していくかなどは出来上がっている場合が多いと思います。ですから外国人社員として入ったら、担当する業務をいかにきちんとこなすか、それについて関連する周囲の同僚ときちんとコミュニケーションを取っていけるか、ということに気をつけていれば、仕事をするに当たって大きな問題はないと思います。



その代わり、と言っては何ですが、自分の裁量で何かをするとか、新しい業務を作り出していくとか(それがタスクとして言われているなら別ですが)は
基本的にまったくなしだと思います。



それは外国人社員に期待されていないからです。韓国の大手企業は공채という表現をよく使いますが、日本でいう定期採用で公開募集して採用する人は“何期”という具合にほぼ新卒で入社する形となり、同期の団結がとてもしっかりしています。
そのため、それ以外の中途採用(경력)で入った人は、基本的に別物扱い(?)します。
ですから、その辺は最初から分かってつきあったほうがいいかもしれません。

 

次にIT系や新たなサービスで企業したスタートアップ企業の場合です。
こちらは多くの場合、日本のスタートアップ企業と同じで、社員の平均年齢は高くても32~33歳くらい。大企業にある企業文化や硬いコミュニケーションを敢えてなくし、社長も一社員も同じオフィスの中で仕事している、という場合は大半です。
こういう会社は福利厚生に力を入れている場合が多く、結婚して出産した人のためのさまざまな支援制度や、休暇、健診などを応援したり、社内に託児施設を作ったりと、少しでも良質の社員を採用しようと頑張っています。



もちろん、そう言った面では20~40代前半までの労働者層には好評です。
しかし何と言っても大企業と比べると給与の面で劣勢なのはいなめません。それと会社の企業文化が出来上がっていない分、自由で何をしてもオーケーな反面、業務分掌ができていなかったり、できる人が何でもやらされる現象が起きたり、何よりも若い人が多いために企業文化にいい意味での器の大きさ(?)や余裕というものがないのが実状です。はっきり言ってしまえば、人事考課などにしっかりした基準や内規がある会社は… ゼロと言っていいでしょう…。



これはどちらも経験したからこそ、断言できます。
だからスタートアップ企業で働くということは、自分にピッタリの仕事に出会えて、周囲の人とうまくコミュニケーションを取れるなら、それはとてもハッピーなオフィスライフになると思います。
でも、周囲に同じような外国人社員がいない、韓国人ばかり、あるいは韓国人の濃~いつきあいが重い… と思っちゃう人は、残念ながら定期的につらい時期が来るかも。

 

 

私はスタートアップ企業に入った時、雰囲気も以前の財閥系企業と違って明るいし、おしゃべりしろと言うし、月曜日の出社は午後だし、と“いや~、これではいいかも”と思って働き始めました。
だけど、実際に仕事を始めてみると、業務分掌が体系だって分けられない(チームで何回となく話し合ってもうまくいかなかった)ため、複数のチェックがないままの情報が外に出てしまったり、以前の会社だったら法務部にチェックしてもらうような契約条件のすり合わせも、社員がチーム長と口頭で話してオーケーだしちゃったり…。その後に問題が大きくなってから大騒ぎするなんてことは何回もありました。

 

 

今回はちょっとシビアに現実的なことをつらつらと書きましたが、
それでも異文化の中で自分の強みを生かしながら、仕事をしていく人が増えてほしいという思いから、バラ色の夢を抱いたあとでショックを受けたり後悔したりするようなことがないようにと、正直に書いたつもりです。

 

 

人生を決めるのはあなた!

 

いろいろと現実的なことを書きましたが、2021年現在の韓国はほかの国々同様に新型コロナの感染拡大と必至に闘っています。
そのため、一般国民も企業も、あらゆるお店や飲食店なども、営業時間の短縮や規制の最中にあって決して景気がいいとは言えません。
その影響で大手企業の採用も規模は縮小気味。さらに日韓関係も改善の兆しがなかなか見えないために、日本企業が続々と撤退しているために、韓国企業の中で日本進出を考える企業はますます減っているというのが現実です。
 現実ではありますが、それでも日本との経済交流は決してなくならないと思うので、就職が無理だとは思いません!
“私は韓国で働くんだ!”という意思がある人は、ぜひ頑張ってほしいと思います。
個別メッセージをくだされば、分かる範囲で個別に応援したいとも思っています。

 

 

最後は熱く語る感じになっちゃいましたが、
今回はこれまで。
ではまた!

 

 

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