韓国の4~5月は引っ越しの季節

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韓国暮らしには引っ越しがつきもの

 

 

 

 

 

こんにちは。ソウルでマシルのハッシーです。
すっかり春から初夏の陽気になって、新型コロナさえなければ、行楽シーズンの季節ですね。
日本では2~3月が引っ越し( 이사 )のトップシーズンになるかと思いますが、ソウルでも似たような時期に引っ越しが盛んに行われます。

 

大学や就職で引っ越しする人は1~2月に引っ越すことが多いですが、それ以外、特にソウルなど都心に暮らす場合は、最初に家(部屋)を契約した契約期間の切れ目が大きく影響することが多いです。私の場合、契約期限が5月末なので、直前の今が引っ越しの事前準備に奔走する時期です。

 

 

私の場合、4年ほど住んだオフィステル(오피스텔)から別のレジデンス(레지던스)に引っ越すことを決意し、久しぶりの引っ越しをすることになりました。
今回は、物件探しと具体的に物件を見て歩き、最終的に物件を決めて契約するまでをレポートしたいと思います。
今後、アフターコロナに留学を考えている人や、ソウルでの就業を考えている人には、ぜひ参考にしていただければと思います。

 

 

 




 

ソウルで外国人が1人暮らしする場合

 

留学する人の場合は、大学そばの下宿やワンルーム(원룸)を借りることを考える方が多いかもしれません。最近はルームシェア(룸 쉐어)などもかなりありますし、ベッドまでついているワンルーム/オフィステルも多いので、そういう家を借りるのもいい方法です。これまで私も、日本で言えば家電つきのレジデンスに近いオフィステルに住んでいました。冷蔵やエアコン、洗濯機が付いていて、自分で用意するのはテレビとベッドくらいでした。

 

オフィステルは交通の便利な立地にあるので、生活するには便利だし、何より遅くまで人通りがあるので安心です。暗い夜道で恐ろしい思いをすることは1度もありませんでした。オフィステルについて詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ

 

外国暮らしは、そういったささいなことがとても強烈な記憶として残るので、安全か、便利かなどはよく下調べしておいたほうがいいと思います。

 

 

 

契約が終わる時期

 

さて、私は1年契約で入居していまして、その間に周辺の状況が変わると、不動産(부동산)を通じて家主から次回に契約を更新する場合は賃料(월세 / 전세 )引き上げるなどの連絡がきます。しかし、周囲も特に変化がなく家主も家賃を上げる気がない上に、入居者も特に引っ越す気がない場合は、何も言わなければその契約が1年ずつ自動延長されるわけです。

 

私の場合は、それで4年間も暮らし続けたのでした。
しかし、日当たりがよくない部屋だったので、今度は日当たりのいい部屋に住みたいし、育てている植物にも十分な日光浴をさせてあげたい、と決心。ついに引っ越しを決意したのでした。契約が切れる1か月程前までに不動産を通じて、契約を終了することを通知しました。

 

 

 

引っ越しを決断して物件探しに

 

こうして次の住居探しをスタート。以前にちらっとご紹介した不動産仲介アプリで、希望する地域をずーっとリサーチ。
最近でこそアプリの中でニセ物件そのものはなくなりましたが、正直に言ってしまえば、写真は新築当時の真新しい時のものが多いのと妙に広く補整して掲載しているので、そのまま信じてはいけません。

 

 

いくつかの物件をピックアップしたら、管理する不動産にコンタクトして、部屋を見せてもらいます。
家主からすれば切れ目なく次の居住者を入れたいですから、人気の物件の場合は、居住中に何度も内見する人を受け入れます。昼間、賃借人が家にいない場合は不動産に玄関ドアの暗証番号を教えて、自由に見てもらうのですが、昼間に在宅している場合はそのたびに部屋を明け渡して見せなければいけません。すぐに次の入居者が決まれば話は簡単なのですが、そうでないと何回でもこれを繰り返すことになるので、賃借人の側も相当な気苦労になります。

 

 

私は低層より高層の物件が希望で、少しでも日当たりがあること、(家賃は安くて)できるだけ広いこと、台所が通路沿いにあることなどの条件があったので、ひとまず条件にかなった物件の不動産に連絡しました。しかし、オフィステルの場合は、その建物の1階にある不動産が最も積極的で、そうでない不動産は内見の約束をしても、その場になって内見できなくなったとか、部屋情報が違っていたとかいうことを言いだしますので、注意が必要です。

 

 

ある程度は、そういうこともあると覚悟をして1週間も部屋を見て歩くうちに、自分の中で妥協するべきところは妥協することで必ず物件が見つかると思います。私の場合は、飛び込みで入った不動産のおじさんがとてもいい人で、近所のレジデンス型アパートを紹介してもらい、物件の内覧5件目にして即決しました。

 

 

 

遂に物件を決めて契約!

 

早速、不動産に席を移して仮契約。
手付金を10%家主に支払い、物件の登記簿謄本をもらって詳細を詰めました。この時、部屋にはオプションのベッドがあったのですが、マットレスも古くてとても使えそうにない代物なので、不要であると主張しました。自分のベッドがあるから、それを持って行きたいと。すると、処分は一切私持ちということと、私が出る時にベッドを置いていくことを条件にOKをもらいました。若干、損した気にもなりましたが、どうせベッドは日本に持ち帰れませんし、次にもしソウルで引っ越すならベッドは新しく買ってもいい!と覚悟してOKしました。

 

やはり家が決まると気持ちが楽になるものですね。
引っ越し業者は、検索すればいくらでも出てきますし、オフィステル内にも広告がありますし、不動産も紹介してくれます。今回は月曜日なので少し安めに交渉して予約を終えました。

 

 

もう1つの山場が

 

最終的に契約をする段階になって、引っ越し先に住んでいる賃借人が(若い女性で家賃を数か月滞納している)当初の約束どおり家を出られないと言い出しました。そこで週末を挟んで2日ほどずらし、月曜日の午前中までに出るということになったのです。(もちろん賃借人の親を混ぜて不動産と大もめにもめていました… 涙)

 

そうなると私が今住んでいる家を出る日に影響が出ます。完全に相手に落ち度があれば手数料をもらったり、家賃を負担してもらうこともできますが、今回はそこまでの状況ではないので、私から今の家の不動産にお願いして、引っ越しを2日ほど延長してもらいました。
幸い、今の部屋は私が出たあとに家電の入れ替えや壁の貼り替えなどをする予定なので、新規の賃借人との契約がなかったため、話はスムーズに済みました。

 

 

ソウルの引っ越し業者

 

こうして振り返ると、やはり引っ越しは、体力も気力も、さらにお金も使うしんどい作業ですね。
引っ越し業者は午前中に荷物を車に詰め込むと、先に出発します。そして、お昼を自分たちだけで食べて午後2時ごろを目処に引っ越し先にやってきて、荷物を運び込んでくれます。ベッドが大きいため(普通は1人暮らしでもキングサイズを使っている人が多い)、2人1組で来るのですが、1人1万ウォンくらいの昼食代をチップ代わりに渡すのが習わしです。出さずにいると、引っ越し業者のオジサンに催促されます。笑

 

 

このコロナ禍の中、引っ越しまでするなんてと思いましたが、知人も多くいる地域に近づくのでよかったと思いたいと思います。

 

 

それでは今回はここまで。
また次回!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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